2026年9月2日、BodyCamに大型アップデート v0.8「Locked & Loaded」 が配信されます。
日本時間では9月3日午前2時の配信予定です。
今回のアップデートは新マップや武器を追加するだけではなく、ロードアウト、武器カスタマイズ、アニメーション、サウンド、UIなど、ゲームのかなり大きな部分が作り直されます。
公式も「これまでで最大規模のアップデート」としており、2026年3月に公開されたロードマップから、8月のDevlogで詳細が公開されています。
2026年8月29日時点では、Devlog #1〜#4まで公開済みです。
BODYCAM自体がどんなゲームなのか知りたい方は、下記の記事で実際にプレイした感想やゲームの特徴をまとめています。

v0.8「Locked & Loaded」の主な変更点
| 項目 | 主な変更 |
| ロードアウト | Operator、Primary、Secondary、Melee、Explosive、Gadgetなどを設定 |
| 武器カスタマイズ | 数百種類のアタッチメントを追加 |
| 進行システム | Reissad Pointsなどを使って装備をアンロック |
| アニメーション | リロードや武器操作、一人称アニメーションを大幅刷新 |
| ガジェット | FPVドローン、RCカーを追加 |
| UI | [Tactical Tablet]を追加 |
| サウンド | 反響、音の伝わり方、上下定位、銃声などを刷新 |
| 新マップ | [Trenches]を追加 |
| その他 | Lobby、QoL、最適化、マルチプレイ関連など |
かなり多いですが、特にゲーム性が変わりそうなのはロードアウト・武器カスタマイズとFPVドローン周りだと思います。
ロードアウト・武器カスタマイズが大幅に増える
Devlog #1では、新しい Loadout & Weapon Customization System が公開されました。

これまでのBodyCamは好きな武器を自由に選んで細かくカスタマイズする部分がかなり限定されていましたが、v0.8では本格的に自分の装備を組めるようになります。
2026年3月のロードマップでは、ロードアウトで以下を設定できるとされています。
- Operator
- Primary
- Secondary
- Melee
- Explosive
- Gadget
武器には数百種類のアタッチメントも追加予定です。

アタッチメントは見た目だけではない
アタッチメントは外見を変えるだけではなく、
- 反動
- 銃声
- 装弾数
- 武器の機能
などにも影響するとされています。

単純に好きなサイトを付けるだけではなく、装備構成によって武器の使い勝手そのものが変わるようです。
アタッチメントは Reissad Pointsと進行システムを通してアンロックしていく予定。
今までのBodyCamから考えると、ここはかなり大きな変更です。
FPVドローンとRCカーが追加
新しいTactical Gadgetとして、FPVドローンとRCカーが追加されます。

偵察だけではなく、隠れている敵を動かしたり、戦況を変えたりするための装備として作られているようです。
FPVドローンには本格的な操作モードもある
3月のロードマップでは、FPVドローンの操作もかなり作り込んでいることが紹介されています。

実際のFPVドローンに近い物理挙動を意識した操作モードが用意される一方、ドローンを触ったことがない人向けのCasual Modeも残されます。
FPVドローンシミュレーターや実機の操作経験のある私を含めた経験者にとって、コントローラーで操作可能という点は、かなりのアドバンテージになりそうです。Redditの二次情報では、プロポによる操作は後に実装する可能性があるということで、そちらも期待したいですね。
FPSにドローンが追加されること自体は珍しくありませんが、ここまでFPV特有の操作性まで作り込むのはBodyCamらしいところです。
FPVドローンやRCカーについても、進行システムを通してアンロックしていく予定です。
RCカーには爆発物を搭載できる
公式ロードマップでは、爆発物を積んだRCカーを使って隠れている敵を動かす使い方も紹介されています。


ただし、ガジェットが常に大量に飛び回るゲームにはしない方針とのこと。
ドローンとRCカーは出現・使用機会を意図的に制限し、「珍しいけれど戦況に影響する装備」にしたいと説明されています。
FPVドローンは一撃で破壊できる場面も紹介されているため、エリートパイロットに一方的に蹂躙されるだけ、という状況にはならなさそうです。

このあたりの使用回数や入手方法は、実際のゲームバランスにかなり影響しそうです。
[Tactical Tablet]から装備や設定を変更できる
UIもかなり変わります。
新しく追加される[Tactical Tablet]には、
- 設定
- ロードアウト
- ガジェット
- Career
- Shop
などがまとめられます。

ロードアウトについては、試合中でもTabletから変更可能とされています。
マップや相手の戦い方に合わせて装備を変えられるので、ロードアウトシステムとセットで重要になりそうです。
Tabletを開いていてもゲームは止まらない
[Tactical Tablet]を操作している間もゲームは進みます。

つまり、メニューを見ている間も普通に撃たれる可能性があります。
設定画面までゲーム世界の中に入れてしまうのはかなり変わった仕様ですが、BodyCamのボディカメラ映像らしさとは相性が良さそうです。
なお、3月のロードマップでは従来型のフルスクリーンメニューも選択できると説明されています。
Tabletに完全強制というわけではなさそうです。
リロードや武器アニメーションも全面刷新
Devlog #1では、一人称アニメーションも大きく作り直されています。

上記画像は左上がストレスの最も低い状態のため、既にリロードが完了しています。右下に行くにつれてストレスが高い状態になり、リロード完了までの動作が遅くなっていることが分かります。
主な変更は、
- ストレス状態によって変わるリロード
- 複数のリロードアニメーション
- Procedural Weapon Positioning
- Magazine Check
- Weapon Inspection
姿勢、武器、ストレス状態、弾薬などによってリロードが変化し、カテゴリごとに約4〜5種類のアニメーションを作っていると説明されています。
ショットガンやボルトアクションライフルでは、落ち着いた状態からストレス状態に変化することで動作にミスが出る場合もあるとのこと。
ほかにも、
- 移動後にBodyCamの位置を直す
- VOIP使用時に無線へ手を伸ばす
- 連射後に武器を握り直す
- 近くで爆発すると顔を守る
- 手や指の位置が毎回微妙に変わる
- Weapon InspectionやAmmo Check
- 近接武器を投げる
など、かなり細かい部分まで手が入っています。
単にリロードモーションを新しくするというより、同じ動作が毎回同じように見えないようにする方向の変更です。
サウンドシステムも一から作り直し
Devlog #2では、サウンドシステムの全面刷新が紹介されました。
新しい Organic Reverb では、周囲の環境をリアルタイムで見ながら反響音を変化させます。

音の伝わり方についても、
- 廊下
- 部屋
- 階段
- 窓
- 屋外
など、周囲の構造によって変化するようになります。
特に大きいのが上下方向の定位改善です。
以前のBodyCamは、足音が聞こえても上の階なのか下の階なのか少し判断しづらい場面がありました。
今回のアップデートでは、この上下方向を以前より判断しやすくすることが明確に挙げられています。
銃声も新しく録音・ミックスされ、
- Bullet Crack
- Fly-by
- Shockwave
- Suppression
- 足音
- VOIP
- 装備音
- ドローンやRCカーの音
なども作り直されています。
また、開発側は「人間の耳で聞く音」ではなく、胸元にあるBodyCamのマイクを通して聞こえる音を意識して研究しているとのこと。
このあたりは実際にヘッドホンでプレイしたときにどれくらい変わるのか気になるところです。
新マップ[Trenches]が追加
Devlog #3では、新マップ [Trenches] が公開されました。

名前の通り現代の塹壕戦を想起させる、ウクライナをモチーフにしたマップですが、単純な一本道の塹壕マップではありません。
- 広い屋外戦場
- 塹壕網
- 地下トンネル
- 複数の進行ルート
- 森林
- 廃墟
- 中央の教会
- 長距離戦ができる開けた場所
などが組み合わされています。

近距離のCQBだけでなく、遠距離から狙うスナイパーにも対応したマップになっているようです。
さらに、天候やライティングも変化します。
FPVドローン・RCカー用のエリアもある
[Trenches]には、今回追加されるFPVドローンやRCカーを活用するためのエリアも用意されています。
つまり、新マップと新ガジェットは別々に追加されるのではなく、最初から一緒に使うことを想定して設計されているようです。
地下や塹壕に隠れている相手をガジェットで動かすような使い方が増えるかもしれません。
Devlog #4から伝わるReissad Studioの本気度
最後のDevlog #4「Player-Driven Improvements」は、これまでのDevlogとは少し毛色が違います。
公式告知では、Devlog #4の内容は主に次のように整理されています。
- ゲーム全体のQoL改善
- ゲームバランスと武器操作の改善
- UI・アクセシビリティの改善
- マッチ進行とマルチプレイ体験の改善
- パフォーマンス・安定性・ネットワークの改善
- コミュニティから寄せられた要望への修正・調整
公式のDevlog #4「Player-Driven Improvements」は、YouTubeで視聴できます。
新しいマップや派手なアニメーションを見せる回ではなく、
「今までBodyCamで不評だった部分を、どこまで作り直したのか」という内容が中心です。
実際、動画冒頭でも開発側は、
「トレーラー映えする内容ではない。でも、実際にゲームを遊ぶうえでは大きな違いになる」という趣旨の話をしています。
そして内容を見ていくと、単なる細かなQoL改善というより、BodyCamというゲームを一度かなり深いところまで分解して組み直していることが分かります。
不評だったメニューは、そのまま改善するのではなく撤廃
まずかなり思い切っているのがメインメニューです。
これまでのBodyCamにあった従来型のメインメニューはなくなり、ゲームを起動すると直接[Shooting Range]に入るようになります。

ここは単なる射撃場ではなく、他のプレイヤーも存在する常設の空間で以下のことが可能に。
- フレンドと合流
- 武器の試射
- Armoryの利用
- CQBの練習
- 施設内の探索
施設内にはBodyCamやReissad Studioの開発過程が分かる写真やアート、ユーザーから寄せられたレビューなども置かれるとのこと。

開発側が目指したのは、
「BodyCamを起動した瞬間から終了するまで、一度もゲーム世界の外に出さない」というものです。
以前のUIについても遠回しな言い方はしておらず、
「以前のインターフェースが悪かったことは分かっている。何度も言われた」とかなり率直に認めています。
そのうえで細かく修正するのではなく、UIそのものを一から作り直しました。
UIは[Tactical Tablet]を中心に全面的に作り直し
新しいUIの中心になるのが[Tactical Tablet]です。
- Loadout
- Settings
- Social Menu
- Server Browser
- Maps
- Game Modes
などをTabletから操作できるようになります。
BodyCamのゲームモードに関しては下記の記事で解説しています。


設定項目自体にもかなり手が入り、
- Key Rebinding
- Audio
- Video
- Graphics
- Sensitivity
- Camera Shake
- Gamma Calibration
- Hold / Toggle
などを整理・追加。

PlayStationとXboxコントローラーにも対応し、メニュー操作だけでなく、通常の試合、FPVドローン、RCカーまでコントローラーで操作できます。
しかし、まだ完成度は十分ではなく、PCではキーボード+マウスが一番遊びやすいと説明しており、アップデート後も引き続き改善していくとのことです。
ショップを止めて「まずゲームを直す」
個人的に今回のDevlogでかなり印象に残ったのが、ショップの扱いです。
UIを作り直す過程で、ゲーム内ショップは一時的に無効化されます。
さらに今回のアップデートでは、リアルマネーを使った購入自体を行わないと説明しています。
理由もかなり明確で、
ショップはゲームに付け加えるものであって、ゲームより優先するものではない
という考え方です。
今はショップを充実させるより、ゲーム本体を改善してアップデートを早く出す方を優先するとのこと。
昨今のCoDやBattlefieldなどの大型FPSでは、新シーズンやアップデートと同時に新しいスキンやショップ商品が大量に追加されるのも珍しくありません。
それと比べると、
「今回は課金商品を売りません。まずゲームを直します」という今回の見せ方は、かなり対照的です。
動画全体の作りも含めて、そうした最近のライブサービス型FPSへのちょっとした風刺にも見えました。
もちろんBodyCamとCoDやBattlefieldでは、規模もビジネスモデルも異なるため単純比較はできませんが、少なくとも今回のReissad Studioが何を優先しているのかはかなり伝わってきました。
スキンの改善
ショップを一時停止する一方で、以前購入したスキンは失われません。
Locked & Loadedを初めて起動すると、所有していたスキンはアップグレード済みの状態で自動的にインベントリへ復元されます。
さらに今回、既存スキン自体もすべて作り直したとのこと。
- マテリアル
- ディテール
- 一貫性
- リアリティ
などが改善されています。

新しいスキンを大量に売るのではなく、まず既存ユーザーが持っているものを作り直すという判断も、今回のアップデートの方向性をよく表していると思います。
長年不評だったHost Migrationもついに実装
マルチプレイでは、以前から要望の多かった[Host Migration]が実装されます。
BodyCamはP2P方式なので、これまではホストになっているプレイヤーが退出すると、その時点で試合自体が終了していました。
場合によっては試合終了の数秒前でも終わってしまいます。
Locked & Loadedではホストが退出すると、
- 接続品質を基準に新しいホストを選択
- 直前の試合状態を復元
- そのまま試合を続行
という処理が行われます。
3月のロードマップではv0.8に間に合うか確定していなかった機能ですが、Devlog #4で正式に実装されることが発表されました。
Voice ChatもEpic Online Servicesを利用したものに作り直され、
- Open Mic
- Push-to-Talk
- Toggle
に対応します。
Server Listや接続性についても改善されていますが、ここについては開発側もまだ作業が残っていると認めています。
最終的には、プレイヤー自身がサーバーを探したり接続トラブルに悩んだりする必要を減らしていきたいとのこと。
パフォーマンス問題にもかなり手が入る
そしてBodyCamで避けて通れないのがパフォーマンスです。
Locked & Loadedでは、
- Frame Time
- Graphics Preset
- Resolution Scaling
- Hardware Compatibility
- 長時間プレイ時の安定性
などが改善されています。
さらに、
- DLSS 4.5
- FSR 4
- XeSS 3
- 最新DLSS Frame Generation
- 最新FSR Frame Generation
にも対応します。

特に気になるのが、長時間遊んでいると徐々にパフォーマンスが悪化する問題を特定して修正したという部分です。
Crash Reporterも新たに導入。
今後はゲームがクラッシュした場合、原因究明に必要な技術情報を開発側が取得しやすくなります。
ただし、ここでも「最適化できました」とは言っていません。
BodyCamは解像度や設定、目標FPSによっては今後も高性能なPCを必要とすると明言しています。
そのうえでSteamの最低・推奨スペックを確認してほしいと説明し、
実際に自分のPCで試して、期待した動作をしなければ返金申請しても構わないというところまで話しています。
もちろんSteamの返金にはSteam側の条件がありますが、開発者自身が開発動画の中でここまで言うゲームも珍しいですね。
なぜ大型アップデートにこれだけ時間がかかったのか
Devlog #4の後半では、Reissad Studioそのものについてもかなり時間を使って話しています。

動画で説明しているBig Jimという開発スタッフも、もともとはゲーム開発者ではありません。
BodyCamのプレイヤーで、当時世界トップ3に入るほど遊び込んでいたところ、ゲームへの熱量を評価されてReissad Studioへ入社。
それから約2年で、BodyCam開発のほぼあらゆる部分に関わるようになったそうです。
Reissad Studioを立ち上げたLucaとLeo自身も非常に若く、現在でもスタジオ内で最年少のメンバー。
そこへ、
- 業界経験のない若い開発者
- 新しい発想を持ったクリエイター
- 大作ゲームを経験してきたベテラン
を組み合わせたチームを作っています。
若いメンバーには既存のゲーム業界の常識に縛られず、実験して失敗する自由を与える。
その一方で、経験豊富な開発者が技術的な問題や避けられる失敗を支える。
Reissad Studioは、この組み合わせをかなり重要視しているようです。
機能を足すのではなく、ゲームの土台から作り直した
そして今回のアップデートが遅れた大きな理由の一つが、ここです。
開発チームは既存のBodyCamに機能を追加し続けるのではなく、
今後やりたいことを支えられなくなっていた基盤コードそのものを作り直すという判断をしています。
当然、時間はかかります。
ユーザー側から見ると「アップデートがなかなか来ない」という状態になります。
それでもその場しのぎで機能を追加するのではなく、
- チーム
- 開発ツール
- 制作工程
- ゲームの基盤コード
まで整備しました。
Locked & Loadedは、その投資の結果が初めて大きく表れるアップデートだと説明しています。
今回のDevlog #4を見ていると、v0.8が大きい理由は「追加される機能が多いから」だけではなさそうです。
今後BodyCamを作り続けるための土台そのものを、一度かなり大きく作り直した。
個人的には、ここがLocked & Loadedで一番重要な部分なのかもしれません。
Devlogで紹介された内容と正式配信後に確認したい点
今回紹介されている内容には、Devlogで実装予定として説明されたものと、過去のロードマップをもとにしたものが含まれます。正式パッチノートの公開後、次の点は改めて確認したいところです。
- Host Migrationが実際に適用される条件
- 既存スキンの復元範囲
- DLSS・FSR・XeSSとFrame Generationの対応条件
- プロポ操作の実装時期
- [Trenches]の破壊可能な木
Devlogの内容と正式パッチノート、アップデート後の実際の挙動を照らし合わせながら確認する必要があります。
正式配信前のプレイテストと注意点
公式告知では、正式配信前に一部プレイヤーを対象としたプレイテストを実施し、重要な問題を特定して修正すると説明されています。
参加者は段階的に選ばれる予定で、すべての応募者が参加できるわけではありません。今回のアップデートは規模が大きいため、プレイテストや正式配信の直後に不具合が見つかる可能性もあります。
プレイテストで寄せられるフィードバックが、正式配信時の安定性や今後の改善にどのようにつながるのかにも注目したいところです。
v0.8の配信は日本時間9月3日午前2時
v0.8「Locked & Loaded」の正式リリースは2026年9月2日17:00 UTC。
日本時間では9月3日午前2時です。
アップデート自体は無料で配信されます。
今回のv0.8は、新マップを1つ追加する程度ではなく、BodyCamの基本システムをまとめて作り直す、かなり大きなアップデートになっています。
特にロードアウトと武器カスタマイズ、FPVドローン、サウンド周りは今までの遊び方にも影響しそうです。
実際にどれくらい変わったのか、音の定位やパフォーマンスが改善しているのかについては、アップデート後に実際にプレイして別記事で確認する予定です。


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